1976-10-19 第78回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
そういう意味で、今日はすでに統制ということはなくなりまして、御承知の予約制度、要するに供米制度がなくなりまして、御存じのように今度は予約制に変わっておるわけであります。中で適当に時代に合うように変えております。このようにして、やっぱり中身はだんだん弾力的に目的のあり方は変えていかなければならないのではないかと思うのであります。
そういう意味で、今日はすでに統制ということはなくなりまして、御承知の予約制度、要するに供米制度がなくなりまして、御存じのように今度は予約制に変わっておるわけであります。中で適当に時代に合うように変えております。このようにして、やっぱり中身はだんだん弾力的に目的のあり方は変えていかなければならないのではないかと思うのであります。
それが時代に合わないと、このように米の生産も多くなって取り上げる必要もない、いわゆる十分だということになりまして、食管制度の中の政令改正か何かによりまして、そのような供米制度をやめて、そして予約制度にいま変わってきている状況でございます。したがいまして、中身も時代で変わって、これを弾力的に時代に合わしていくことがやはり食管法を堅持する上において私は一番大事じゃなかろうかと思います。
○大石国務大臣 農政の中で、長い間の供米制度の一部を変えまして自主流通米制度をつくったということは過ちだとは私は思いません。時の流れの素直な行き方だと私は思います。いろいろ言うことはありますけれども、長くなりますから言いませんが、何といったってやはり米はうまい方がいいと思います。
しかも、いま米がこのように余りまして、非常に農政上の重大な問題になっておりますが、このように米が余った原因はいろいろありましょうけれども、その中の一つには、以前の供米制度が長いこと続きまして、米がうまくなくなった、そういうことにも米の消費量の減退した大きな原因があると私は思います。そういうことで、私は、うまい米、よい米をつくることは決して悪いことではない、正しいことだと考えております。
私はこの供米制度というものは、当時の食糧上の社会不安というものを、これをいわばきわめて合理的な政治力によってその被害を最小限度にとどめておく、そのためには相当強い法律によるところの施行もやむを得ない、こういうことで行なわれたものでありまして、このことによって起こった損失者という者はこれは相当たくさんおりますけれども、この制度によって救済された者との度合いから考えれば、今これを取り立てて補償するとか、
○説明員(岡崎三郎君) ただいま御質問がございました終戦直後の、いわゆる非常に食糧が逼迫しておった当時の供米制度、またそれに伴います生産者価格というものが、一般の需給事情から見た場合に低過ぎたのじゃないか、抑制価格であったのではないか、こういう御質問かと思います。
○政府委員(福田篤泰君) 年金でありますとか、あるいは供米制度に伴ういろいろなもろもるの犠牲につきまして御指摘があったわけであります。もちろん御指摘の通り敗戦というああいう大きな原因のために各方面においていろいろな犠牲を国民の方々が受けられた。これは私どももおっしゃる通りと思います。
○豊田雅孝君 農林中金の例を出されたのでありますが、農林中金の方は、御承知のように供米制度によって自然に低コストの資金が寄るようになっておるんですね、しかも莫大な……。だからそういう点で組合に対しては優遇措置を講じようという特別の政府の施策がなくとも、自然に事が解決するようになっておるのですね。
その際に農林中金をどうということも一緒に片づけたらいいと思うけれども、かりに問題があっても、農林中金は供米制度の金でいやでも応でも莫大な金が余ってきて、春から秋ごろまでにかけては金の使いようがなくて、日本銀行のかわりみたいなことをいろいろやるぐらいでしょう。ですからそういうものと一緒にやっておったのでは、中小企業金融対策というのは全然だめなんです。
そこで供米制度の際は、供米量をできるだけ下回るように、そして保有量をできるだけ多くするようにということが建前であった。それで結局供出が低米価のために集まらぬというところから、やむなく統制撤廃を前提として、事前供出割当制度にきめた。その結果は、ますます政府の手持ちは、豊作を予想しておりましたから、あの通りいきましたけれども、そうでないとなかなか予定通りあの米価ではいきません。
言いかえるならば、国民の飢餓を救うという意味での数量確保的な供米制度というものが、新しい形でこれが供米制度という形で米の統制に入ったと思うのであります。
ここの食糧事務所では予約供米制度の運用状況、黄変米、古米などの管理状況などを中心とする食糧事務所の行政事務運営の状況を調査いたし、あわせて臨時職員の数やその処遇、取扱状況及び食糧事務所と統計調査事務所との統合問題などについて調べました。特に常勤労務者の超過勤務手当についての予算配付、常勤、非常勤職員の処遇改善、庁舎新営費、旅費予算等の考慮をしてほしいということについて要望がありました。
○説明員(村山達雄君) これは御承知のように、供米制度が従来の義務供出から今度は予約売り渡し制度に変りましたので、義務供出の場合にはその供米自体の方からいたしまして、大よその各農家におけるその基礎になる生産量があったんでございます。
その米価が生産費を償う価格であるかないかということは議論の余地がありますが、今までどっちかといえば、生産費を償う価格ではない、だから採算が合わぬから供出米は出さぬ、こういう実情に置かれたために、今まで十年も十五、六年も続けてきた供米制度を廃止して、新しい制度によって米を集めようという考え方に立った。
(拍手)さらに農業所得税、この控除制度に対しての詳細は予算委員会等に譲ることにいたしまするが、まず一つ、勤労控除の設定、専従者控除の適用、供米所得の非課税、山林所得の減税措置等の要望に対し、政府はいかなる考慮を払われるつもりか、供米制度に関連し重大なる関係を持つものとして、この際伺っておきたいのであります。
それからついでですから申上げておきますが、供米制度は、実は非常な経費と非常な労力と、そうして先ほど言いますような農村のいろいろなたくさんの問題を投げかけておりながら、実は成績はうまく行つておらない。闇米の流れる点等から考えまして、せいぜい六割か、七割しか強制力は及んでおらない、こういう状況であります。
即ち米価改訂に伴う予算措置については、本年度の凶作その他の特殊事情等により止むを得ざる措置であるとは考えまするが、問題は国民の食生活の根本的改善、供米制度の再検討等、食糧政策の基本を再検討いたしまして、悪循環を排除し、又給与ベースの引上げ、公労法による待遇改善等につきましても、単に名目的な給与の引上げのみが公務員の待遇改善ではなく、極力実質的給与待遇の改善に努むると共に、一方国民一般のその食生活との
第一番目には、協同組合もそうでありますが、協同とか共済とかいうような考え方は、実は日本の百姓には一番縁遠い考え方でございまして、とりわけ供米制度などについて非常うるさい、いわば百姓がいやが応でも秘密主義、個人主義のからにとじこもろうとせざるを得ないようなときに、協同とか共済とかいうようなものが説かれ初めておる。
現在は供米制度の下でこの郷倉の制度が廃止されたのでございますから、これは一つ特段の御高配を頂きまして、先ほど大蔵大臣のお話にもなお設備費の中に五億円程度は、なおその他の経費等もあるようでありますから、これは一つとくと文部大臣から御交渉頂きまして、先ほどのお話の通り無償で欠食児童については措置して頂くようにお願いをいたしたいと存じます。
○北勝太郎君 昨日も予算委員会で、農林大臣が米の問題について説明をしておつたのでありまするが、日本の食糧事情はやはりどうしてもまだまだ供米制度というものはやめることができんという答弁をしておるのです。
従つてこれをやるものはやはり国なり或いは町村なり、たかだか県ということになるのですから、よほどこれは国において、一方供米制度を実施せられて、供米によつてその供出を確保すると同時に、こういう災害なり冷害のときには、思い切つてやはり末端である町村のこういうしわ寄せというものを極力回避する必要がある。
特にここで一言したいのは、自由党の本質的な性格から申しまして、供米制度そのものの考え方、あるいは基本米価の考え方というものが、われわれと本質的に違つております。
○豊田雅孝君 中小企業金融については、御承知の通り何といいましてもこの合理的な行き方をしようということになりますと、農村金融と同じに組合の形態をとつて行くということになるわけなんでありまして、その場合に農林中金においては資金源が特殊の供米制度等の事情から先ず以てきまるのじやないか、ところが同じ制度、建前で行つている商工中金のほうは、組合員及び組合の預金に限定されることになつたのでは到底成立ち得ない。